静岡徳洲会病院のこれから

静岡徳洲会病院は、平成17年4月1日静岡市を流れる安倍川の河口付近の右岸に開院しました。
病院の特徴としては、徳洲会グループの理念の下、24時間365日対応可能な救急外来を有し、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟、障害者病棟をもつケアミックス型であることがあげられます。さらに特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームが関連施設として存在します。これにより、例えば当院に通院している方が様々な事情で通院困難となった場合に、在宅患者さんとして訪問診療を行います。これらの体制により、急性期から慢性期までの継続性を保つことができ、患者さんをシームレスに診ていくことができるのです。その他、一般の急性期を扱う病院ではなかなか受け入れてもらえない入院透析、連携法人の関連施設への訪問診療も実施し、健康管理センターではPET-CTを含む人間ドックや健康診断を行っています。がんの早期発見や生活習慣病の予防など、病気にならないための地域教育はとても重要ですし、当院の使命だと考えています。 静岡市中心部には、超急性期から急性期を担う500床規模の公的病院が数施設あり、当院とは違うスタイルでの診療を行っています。

我々は、今後訪れる超高齢化社会に向けて、このような病院の他に地域のクリニック、介護施設などと綿密な連携をとっていく必要があります。
そのなかでも、当院が目指すのは「信頼の一番」です。当院にない部分は他に任せて、他から求められている医療を確実に遂行することが望まれています。兎に角、何かあれば静岡徳洲会病院へ行ってみようと言われるのが理想です。当院は地域の方々の誘致により開院しました。なので、地域の方に恩返しをしなくてはいけません。そのためには、地域に貢献できる総合診療的な知識を有する医師を教育する必要があります。ぜひ、一緒に働きましょう。